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『定本 韓国語講座』

更新日:2月13日



定本 韓国語講座

金禮坤/著 野間秀樹/解説  

ISBN 978-4-910751-03-0 2024年2月29日 発行

発売予定日 2024年2月29日


紹介文


幻の韓国語=朝鮮語講座。1960年、戦後言語教育の青春時代、在日の人々へ向けた熱き入門講座がいま蘇る。文法家はいかに語り、人々はいかに学んだのか?


朝鮮語学史上の重要な著作『朝鮮語文法』(1960)、日本語学の巨星・奥田靖雄を中心とする言語学研究会の言語学、そして黎明期の対照言語学を圧倒的な高みで統合した、若き日の言語学者・金禮坤、渾身の韓国語文法論入門。韓国語学習者・教育者のみならず、日本語研究者も必携。本物の文法論がここにある!


「本書は決して過去の遺物ではない。現在を生きる書物である。時代的な先進性、文法論の知的な愉しみ、母語と学習主体を見失わない対照言語学的な学び、そして韓国語への愛情といった様々な点において、これに比肩する類書を見ない。」


――野間秀樹「解説 金禮坤『定本 韓国語講座』は何が凄いのか、何が面白いのか」より



目次

はじめに

凡例


●第1回

講座のまえがき

発音の勉強について

文字と発音

母音(その1)


●第2回

母音(その2)


●第3回

子音(その1)


●第4回

子音(その2)


●第5回

終声と終声字母(받침)

終声が単語のなかにある場合


●第6回

動詞の活用(その1)

7つの終声といろいろな終声字母

動詞の活用

現在形


●第7回

動詞の活用(その2)

7.1. 過去形

7.2. 過去形のつくりかた

7.3. 先過去形

7.4. 未来形


●第8回

動詞の活用(その3)

8.1. 法(きもち)

8.2. 階称(ていねいさ)


●第9回

名詞の格(その1)

9.1. 格とは

9.2. 絶対格

9.3. 主格

9.4. 属格

9.5. 対格

練習問題


●第10回

名詞の格(その2)

10.1. 与格

10.2. 与格の対象的なくみあわせ

10.3. 与格の空間,時間的なくみあわせ

10.4. 位格

10.5. 形容詞とくみあわされる場合

10.6. 造格

10.7. 呼格

練習問題


●第11回

名詞の格(その3)

11.1. 与対格

11.2. 与造格

11.3. 格変化の連体形

練習問題


●第12回

形容詞(その1)(述語になる場合)

12.1. 形容詞のつくり(語構成)

12.2. 形容詞の活用


●第13回

形容詞(その2)

13.1. 形容詞の直説法

13.2. 形容詞の疑問法

13.3. 否定の形

13.4. 名詞の述語形


●第14回

連体形

14.1. 動詞の連体形

14.2. 形容詞の連体形


●第15回

動詞の相

15.1. 動詞の相の一般的な概念

15.2. 他動詞と自動詞

15.3. 相のつくりかた

15.4. 接尾辞と相


●第16回

動詞の接続形(その1)

16.1. 接続形のはたらき

16.2. 語幹に- 고がついた形

16.3. 語幹に- 며 / - 으며がついた形

16.4. 語幹に- 아 / - 어あるいは- 여がついた形  

16.5. 語幹に- 고서,- 면서 / - 으면서,- 아서 / - 어서がついた形


●第17回

動詞の接続形(その2)

17.1. 動詞の語幹に- 다가がついてできた接続形

17.2. 動詞の語幹に- 자がついてできた接続形

17.3. 動詞の語幹に- 도록がついてできた接続形

17.4. 動詞の語幹に- 니 / - 으니がついてできた接続形

17.5. - 니까 / - 으니까がついてできた接続形

17.6. - 매 / - 으매がついてできた接続形

17.7. - ㄴ즉 / - 은즉がついてできた接続形

17.8. - 거늘がついてできた接続形

17.9. - 건대がついてできた接続形

17.10. - 거니がついてできた接続形

17.11. - 는지라がついてできた接続形


●第18回

動詞の接続形(その3)

18.1. - 면の形をとる接続形

18.2. 語幹に- 거든がついてできた接続形

18.3. 語幹に- ㄹ진대 / - 을진대がついてできた接続形

18.4. 語幹に- 던들がついてできた接続形

18.5. 語幹に- 지마는(- 지만)がついてできた接続形

18.6. 語幹に- 건마는(- 건만),- 련마는 / - 으련마는(- 련만 / - 으련만)がついてできた接続形

18.7. 語幹に- 거니와,- 려니와がついてできた接続形

18.8. 語幹に- 되がついてできた接続形

18.9. 語幹に- 나 / - 으나,- 나마 / - 으나마がついてできた接続形

18.10. 語幹に- ㄹ지언정 / - 을지언정がついてできた接続形

18.11. 語幹に- ㄹ망정 / - 을망정がついてできた接続形

18.12. 語幹に- 더라도(- 드라도,- 드래도)がついてできた接続形

18.13. 語幹に- ㄹ지라도 / - 을지라도がついてできた接続形

18.14. 語幹に- ㄴ들がついてできた接続形


●ハングルについて知っておきたいこと


●あとがき


●解説

金禮坤『定本 韓国語講座』は何が凄いのか,何が面白いのか

野間秀樹

1.はじめに--本書はどのような本なのか

1.1. 本書の原本

1.2. 本書の背景

1.3. 言語学との出会い

1.4. 朝鮮語教師として

2. 本書の言語学的な特質は

2.1. 1961 年の言語学,韓国語学=朝鮮語学はどうだったのか

2.2. 奥田靖雄と言語学研究会とは

3. どのような点が類書と異なり,面白いのか

3.1. 対照言語学的な視点に貫かれていること

3.2. 可能な限り全体像を示そうとしていること

3.3. 音声学的な基礎に立って発音を記述していること

3.4. 音の変化から動詞の活用へと導いていること

3.5. 時制論など文法範疇の体系化を目指していること

3.6. 名詞の格の記述の独自的なこと

3.7. 形態論を重視していること

3.8. 時代精神を形象化しようとしていること

4. 終わりに-- 21 世紀の今日,なぜ金禮坤『定本 韓国語講座』か


索引

著者 金禮坤 年譜




著者紹介


金 禮坤(キム イェゴン)

1933年 兵庫県宝塚市生まれ。1 世であった母のもと、家庭では朝鮮語で育つ

1946年 戦後、中学、高校と一貫して民族教育を受ける

1955年 中央朝鮮師範専門学校(千葉県船橋市)卒業

1956年 朝鮮大学校(東京都)入学。卒業後、研究生として同学に在籍日本言語学研究会に参加。この頃、九州、関東、北海道の民族学校設立のために活動

1963年 東京朝鮮中高級学校教員

1967年 朝鮮大学校教員。のち、同文学部朝鮮語学講座長

1970年 同大学を辞し、宝塚市へ

1980年 朝鮮大学校全国同窓会の設立準備委員長、1985 年に初代会長

1984年 東京外国語大学非常勤講師として数年間、朝鮮語学を隔年講義

1998年 宝塚市外国人市民文化交流協会創設、同会長就任。宝塚市と宝塚市国際交流協会共催による異文化相互理解事業を開始

2014年 宝塚市より国際交流功労賞


著作に「国語講座」(月刊『新しい世代』朝鮮青年社、1961–62 年)、『朝鮮語会話』(朝鮮青年社、1965 年)、『ポケット韓日辞典』、『ポケット日韓辞典』(いずれも사람 in 社、2007 年)など。研究誌『対照言語学研究』(第6号から最新号第29号まで)、および日本語文法の諸著作を海山(うみやま)文化研究所代表として刊行。



野間 秀樹(ノマ ヒデキ)

●言語学者。美術家。

●著書に、『言語存在論』(東京大学出版会)、『言語 この希望に満ちたもの:TAVnet時代を生きる』(北海道大学出版会)、『新版 ハングルの誕生:人間にとって文字とは何か』(平凡社。韓国語版は、朴守珍・金珍娥・金奇延共訳、돌베개〔トルべゲ〕)、『K-POP原論』(ハザ)、『韓国語をいかに学ぶか』(平凡社)、『図解でわかる ハングルと韓国語』(平凡社)、『한국어 어휘와 문법의 상관구조〔ハングゴ オフィワ ムンポベ サングァングジョ〕』(韓国語 語彙と文法の相関構造、太学社〔テハクサ〕、大韓民国学術院優秀学術図書)、『史上最強の韓国語練習帖 超入門編』(ナツメ社)、『史上最強の韓国語練習帖 初級篇』(高槿旭と共著、ナツメ社)、『新・至福の朝鮮語』(朝日出版社)、『韓国語学習講座 凜 1 入門』(金珍娥と共著、大修館書店)など。

●編書に、『韓国語教育論講座1–4』(くろしお出版)、『韓国・朝鮮の知を読む』(クオン。韓国語版は、김경원〔キム・ギョンウォン〕訳、위즈덤하우스〔ウィジュドムハウス〕)、『韓国・朝鮮の美を読む』(白永瑞と共編、クオン)など。

●大韓民国文化褒章。アジア・太平洋賞大賞。ハングル学会周時経学術賞。パピルス賞。

●美術家としては、東京、札幌などで数回の個展、リュブリャナ国際版画ビエンナーレ、ブラッドフォード国際版画ビエンナーレ、プラハ、オストラヴァ、ワルシャワ、ポズナニ、京都、名古屋、横浜、ソウル、大邱などで各種の美術展、また現代日本美術展佳作賞など。

●東京外国語大学大学院教授、ソウル大学校韓国文化研究所特別研究員、国際教養大学客員教授、明治学院大学客員教授・特命教授などを歴任。

●韓国と日本、双方の血を嗣ぐ。

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